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はじまり

マンション管理士の試験合格に必要な知識は肢ベースで何割?

標題の件,考えてみました。

マンション管理士の市販過去問題集は,そのほとんどが,7~8年分の収録となっています。

これって少なくないですかね?

というのも,司法書士試験においては,過去問は30年分前後を解くものだとされていたんですよ。

司法書士試験の4分の1……?

マンション管理士は比較的新しい試験です。それゆえそもそも30年分も過去問がありあせん。それにしたって7~8年分は不安です。

そうすると,不安というのは「必要な知識量を網羅できているのか不安」ということですので,そもそも必要な知識量を知りたくなります。

知識量の尺度は無数に考えられますが,たとえば,こういうのはどうでしょう──,

マンション管理士試験に合格するには,試験問題を見たときに,どれくらいの論点を知っていることが必要なんでしょうか。マンション管理士の試験合格に必要な知識は肢ベースで何割?」というカタチで問いを立て,答えてみました。

前提としての出題形式

まずマンション管理士の出題形式を調べてみました。

すると,

  • 4肢択一式で50問
  • H27の合格点は,38問(76%)
  • H27の回答方式は,単純正誤が47問,組み合わせが1問,個数が2問

ということが分かりました。

4肢択一式らしい!

行政書士試験や司法書士試験は5肢択一式なので,単純に1肢減ってオトク感があります。

単純正誤問題だとして考える

以下では,50問がすべて単純正誤問題だとして考えます。というのも,

  • 出題実績としてもほとんどが単純正誤問題である(ただし,年度による)
  • 他の出題形式では計算がとても面倒

といった事情があったためです。

1肢を判断できる場合

この場合,問ベースでの正答率は50%となります。

まず,判断した肢が,直接解答となる場合があります。「正しいものを選べ」という形式の出題で,判断した肢が「正しい」と分かった場合などです。この場合は,その肢をそのままマークすることになるので,100%正答することができます。

そして,判断した肢が,直接解答とならない場合もあります。「正しいものを選べ」という形式の出題で,判断した肢が「誤り」と分かった場合などです。この場合は,残り3肢から1肢をカンで当てることとなるので,1/3 の確率で正答することができます。

そしてそれぞれ,直接解答となる場合は,4肢のうち1肢だから1/4,直接解答とならない場合は,4肢のうち3肢だから3/4,ということになりますね。

その結果,これらを併せた問いベースの正答率は,次の通りです。

直接解答となるか その場合となる確率 その場合での正答率 全体から見た正答率
なる 1/4 1/4
ならない 3/4 1/3 1/4
合計 (1) - 1/2

というわけで,全体としては,1/2,すなわち正答率50%となります。

2肢を判断できる場合

この場合,問ベースでの正答率は75%となります。

さきほどと同じ要領で計算すると──

まず,判断した2肢のなかに直接解答となる肢のある確率は,1/2です(∵4肢のうち2肢)。

そして,直接解答とならない場合は,残り2肢から1をカンで当てることとなるので,1/2の確率で正答することができます。

直接解答となるか その場合となる確率 その場合での正答率 全体から見た正答率
なる 1/2 1/2
ならない 1/2 1/2 1/4
合計 (1) - 3/4

というわけで,全体としては,3/4,すなわち正答率75%となります。

肢ベースで5割の知識量でOK

このまま4肢中3肢を判断できる場合も検討するつもりでしたが,2肢を判断できると正答率は75%であり,合格に必要な得点率76%とほぼ同じになりました。

2肢=5割!

つまり「半分くらいは知っている」が合格ラインということですね。

まあ,だからなんだ,と言われればそれまでではあります。このことから「過去問は7~8年分で十分!」といった判断はとくに成り立ちません。ただの目安です。目安ではあるのですが,「なあんだ半分でいいのか」と思うとずいぶんとっかかりやすくなるのも事実。

まずは入門書から読んでみます!